歴史

「きょうそうさんかくたんけんねっと」の歴史

2015

2011

2011年、東日本大震災の後に、教育復興プロジェクト・OECD東北スクールが始動しました。


このプロジェクトでは、生徒が中心となり、自らの地域を、自らの手で、創造的に復興させ、世界に東北の魅力を発信することを目標に活動が行われました。


その過程で、自らの学校・地域の自治体や産業界・国・他国と国際機関を巻き込み、新しい教育のカタチを、大人も一緒に探求しました。

OECD東北スクールのイベント写真

2015年、OECD東北スクールのスピリットを受け継いだ後継事業として、OECD東北スクールを牽引してきた福島大学と東京大学が中心となり、日本イノベーション教育ネットワーク(協力OECD)(ISN:Innovative Schools Network)が設立されました。並行して、OECD日本共同研究が始まり、東京学芸大学は、コンピテンシー、エージェンシーといった概念にもとづくビデオ研究を進めました。

OECD本部では、2015年よりOECD Future of Education and Skills 2030が始動し、未来の教育について、世界中のステークホルダーが手を取り合いながら多様な議論を重ねています。第1フェーズでは、議論の結果、教育の目標は、個人と社会と地球のウェルビーイングあふれる未来を創ることであるという共通理解がなされました。そして、そこに向かうために必要な自ら道を切り開く資質・能力は、「OECDラーニング・コンパス」という形で明示されました。現在、「OECDティーチング・コンパス」を共創中です。

OECDラーニング・コンパス

2021

文法として正しいのは「あれから、これから。」ですが、私たちは「あれから。これから、」というテーマに想いを込めました。

~ゼロベースでこれからを考えるための「。」~
私たちは今日までを振り返り、一度終止符を打ちます。より良い未来を想像しようというときに過去のことや現状を考慮しすぎて、殻を破れないことが多くあります。常識や慣習にとらわれることなく、ゼロベースで自由に想像を広げるために。あれからのあとに句点を付けました。

~未来への期待の「、」~
私たちは今日のワークショップから始まる活動を「おわりのない旅」ととらえています。
私たちが今こうして活動できるのは、OECD東北スクールの先輩方が、想い、考える姿勢・機会をのこしてくださったからです。教育に絶対的な正解はありません。「おわりのない旅」とあらわしたように、未来の後輩たちにも考えることを辞めないでほしいのです。だからこそ、「これから」のあとには自分たち、そして未来の後輩たちへの期待をこめて読点をつけました。
今日からたくさんの人を巻き込んだ、長い旅が始まります!!

学生・生徒が主体となって企画されたこのワークショップは、大人や子ども、立場などの垣根を越えて、今を生きる私たちが、未来について考え、対話をする場となりました。


そして、このワークショップを企画・運営した学生・生徒の発想から、新たなネットワークとして立ち上げられたのが、この「きょうそうさんかくたんけんねっと:KSTN」です。

OECD東北スクールのスピリットを受け継ぎつつ、さまざまな人たちが交流し合いながら、これまで、いまここ、これからについて考え、より良い未来を創るための行動を起こしていくこと。それが私たちのミッションです。

そして、東日本大震災から10年。


2021年3月、OECD福島ワークショップ「あれから。これから、」が開催されました。以下、企画運営生徒チームが、このワークショップに込めた想いです。