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ストーリー

2023年6月25日

KSTN地域クロスmeetをオンライン開催!参加者の交流と新たな取り組みが話題に

きょうそうさんかくたんけんねっと(KSTN)は、6月25日(日)18時半〜20時、参画する5つの地域の交流を深める「地域クロスmeet」をオンラインで開催しました。今年は福島地域Future Lab生徒代表の七島海希さんと北陸地域GIA生徒代表の小島萌々花さんが司会を務め、計32名の参加者が集い、お互いの地域について話し合いながら交流する機会を持ちました。特に新潟地域「つなぎ、つながる 新潟ねっとわーく」からは大勢の生徒たちが参加し、会場は盛り上がりを見せました。


オープニングでは、お互いの地域の魅力を紹介する場として、小グループでそれぞれの地域の流行食や訪れたい場所などを紹介し合いました。以下に各地域で紹介された自慢話をご紹介します。

[福島]円盤餃子がおいしい!!

[新潟]新潟のお味噌、お団子絶品!

[東京]日本や世界各地の人や食べ物と出会える!

[福井]ほとんどの地域で海と山が近い!

[熊本]熊本では蛇口をひねると阿蘇からのミネラルウォーター!


参加者たちはお互いの地域を訪問してみたい!という意欲を抱きながら、KSTN恒例の「なんでやねん!タイム」に入りました。「なんでやねん!」は、子どもたちが普段思っている疑問や意見を抱えながらも、それを聞いてもらえない、または聞いてはいけないと感じる雰囲気があることを、大人の方々に認識していただき、改善することを目的としています。さらに、子どもたちには聞いてもらえる権利・意見を言ってもいい権利(子どもの権利条約12条)があることを伝え、子どもたちが安心できる安全な環境で、日常生活や学校の当たり前に対して明るく「なんでやねん」という疑問を声に出せるように応援します。今回の「なんでやねん!タイム」では、次のような疑問が挙げられました。

[福島]電車が1時間に1本しか出ていないの、なんでやねん!

[新潟]休校になったときオンライン授業にならないの、なんでやねん!

[東京]せっかく在宅ワークが浸透したのに、新型コロナウィルス感染症対策が緩和されたら満員電車が戻ってきたの、なんでやねん!

[福井]北陸新幹線が福井県まで延伸するのは嬉しいことなのに、米原・京都方面は乗り換え増えるのなんでやねん!

[熊本]熊本には色々な観光名所があるのに、熊本城だけが注目されるの、なんでやねん!

また、全地域で共通して「なんでやねん!」の課題が挙げられたのは、少子高齢化に伴う人口減少とそのことによる家業後継者の不在や働き方改革の困窮など、人手不足の課題でした。



今年からは、KSTN研究推進フェローの生徒学生が「グローカル教育研究」と題した生徒学生先導の研究を始めました。この研究を通して生徒たちは、自身の興味関心や課題にもとづいて研究を進め、社会を変革していく力を身につけることを目指します。地域クロスmeetでは、この取り組みにちなんで参加者に小グループで自分の取り組みや研究内容を共有しました。新潟の生徒は発言心理に関する研究や実践可能な投資活動の部活動についてのアイディアを提案しました。熊本では観光名所を繋ぐ交通手段や海外地域との歴史の比較研究に関心が寄せられました。



最後に、それぞれの地域エコシステムや参加者から今年の抱負が次のように語られました。

[福島Future Lab]は数年前から福島市高校生フェスティバルの企画運営に携わり、今年も10月28〜29日に開催する予定です。

[つなぎ、つながる 新潟ねっとわーく]は春は運動会や体育祭の振り返りと、他地域との交流を含めた今後の活動について話し合いました。

[リ・デザイン東京2030]は、小金井市で行われる地方自治と子ども施策に関するシンポジウムと、それにつながる市の「中学生サミット」に関わる予定です。

[福井GIA]は来年2月に福井大学教職大学院恒例の福井ラウンドテーブルを開催します。

[Kumamoto EduAction]は8月19〜20日にペチャクチャプレゼン発表会を行い、また、来年1月20日から28日にはKumamoto Education Week 2024を予定しています。



参加者の皆様、地域クロスmeetへのご参加ありがとうございました。

KSTN運営委員は、9月に福島で夏のワークショップを開催予定です。

次回の機会にぜひ福島でお会いしましょう!

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